- カワシンジュガイ -

砂地や泥質を好み、集団でいることが多い。流れに対して一定の方向に向かって定位する。 (北海道 2004.8.30 ) [ 撮影 © 鹿野 雄一 ]

いくつもの帯が階段状に並んでいるカワシンジュガイ.1つの帯には,数十個体が密集している.なぜ,このように並ぶのかは不明である. (北海道 2003.7.8 ) [ 撮影 © 久米 学 ]
学名: Margaritifera laevis
別名:
分類: イシガイ目 カワシンジュガイ科
分布: 山口県~北海道
山間の棲んだ流れの礫質地に、体を半分埋もれさせて立っている。6-7個体でかたまっていることが多い。40mm-50mmほど。寿命はきわめて長く、少なくとも数十年は生き、100年以上のものもいるかもしれない。マス科の魚に幼生(グロギジウム)を付着させて繁殖する。天然の真珠が獲れるが、質は悪いとされる。本種は2005年に、カワシンジュガイ(M. laevis)とコガタカワシンジュガイ(M. togakusshiensis n. sp.)の2種に再分類された。カワシンジュガイのグロキジュウム幼生は、ヤマメやアマゴに寄生するのに対して,コガタカワシンジュガイは、イワナに寄生する。
レッドデータ:絶滅危惧II類(VU)